マイクロソフト リサーチ CORE 連携研究プログラム 第 12 回共同研究プロジェクト募集のお知らせ

マイクロソフトリサーチ(Microsoft Research以下、MSR)ではCOREと呼ばれる共同研究プロジェクトの公募を今年も開始いたします。COREは(Collaborative Research)の略で、その名の通りMSRとの共同研究を支援するプログラムで、今年で12回目を迎えます。MSRの日本の大学連携のプログラムの中でも、最も重要なプログラムの一つであり、より多くの皆様に活用していただきたいと思っています。今回はその改めてプログラムの特徴と、今年の公募のポイントをいくつかまとめておきたいと思います。

COREは主に1年間の共同研究プロジェクトに対して、100万〜300万円の研究費を支援するプログラムです。他のファンディングプログラムと比べた場合、以下の3つの特徴があります。

・MSRとのネットワークを構築できる

・寄附金(委任経理金)として研究費を提供

・優れたプロジェクトには継続サポート

一つ目はCOREを特徴づけるもっとも重要な点です。COREの研究費自体それほど大きいものではありませんが、COREの共同研究を通じて、MSRの研究者へのアクセスができること、また彼らを共同研究の相手として活用できることは、金銭的なものに変えられないと考えています。COREの研究代表者はは研究成果を発表する毎年のレビューミーティングに、研究開始時および研究終了後に参加することが求められており、そこでもMSRの研究者とのディスカッションの機会を持つことができます。また、MSRではRedmondでのFaculty Summitや北京でのAsia Faculty Summit、その他いろいろワークショップやシンポジウムを開催しています。基本的に過去のCOREの採択者は招待者の候補として取り扱われますので、COREの枠以外でもさまざまなチャネルでMSRとのネットワークを広げる機会が提供されています。

二つ目はに関しては、プロポーザルの段階では予算計画は求めており、審査の重要な部分となりますが、採択およびプロジェクト実施後、MSのから経理報告を求めることはありません。政府系(特に本省)のファンディングは経費の細目が決まっており、予算段階の計画から大きく外れた支出は困難なことが多いですが、COREに関してはプロジェクトの予算執行にあたっては各大学の寄附金の運用にお任せしております。政府系のファンディングを持っている方でも、COREの寄附金と合わせてうまく活用することで、効果的にそれらの研究費も使用することができると思います。

三つ目の特徴としては継続プロジェクトのサポートがあげられます。2年前から取り入れられた制度になりますが、レビューミーティングで評価の高く、今後も連携が期待されるプロジェクトに関しては、継続(1年間)の研究費をサポートしています。過去の実績ではおおむね3分の1のプロジェクトが継続のサポートを受けています。COREの採択者は翌年のCOREの公募に応募することはできませんが、この制度をうまく使うと、ギャップイヤーもサポートされるため、理論上毎年研究費のサポートを受けることができます。

以上が主なCOREの特徴となりますが、今年からよりMSRとのコラボレーションを促進するために、プログラムにいくつか修正を加えました。以下、今年の変更点を少し詳しくご説明いたします。

・研究トピックの廃止とカテゴリの明確化

・研究期間中のインターンを推奨

まずは、研究トピックの廃止です。過去、公募にあたりコラボレーションを期待する研究エリアとしてMSRから5〜6の研究トピックを参考にあげておりましたが、今回は特に設けておりません。過去、公募要領にある研究トピック以外の研究提案も受け付けてはいましたが、実際のところあまり提案がありませんでした。今回の意図としてはMSRが考えるトピックに偏らないよう、またMSRの各ラボとコラボレーションできる提案を前広に受け入れたいということがあります。そしてCollaborative ResearchとBlue-Skyの二つのカテゴリを設けました。Collaborative Researchではどのような研究トピックもOKですが、コラボレーションを希望するMSRの研究者をきちんとノミネートする必要があります。そしてBlue-Skyはコンピュータサイエンスや情報科学と他分野の連携を促進する学際的な研究領域の研究プロジェクトを募集するカテゴリーになります。特にMSRの研究者をコラボレーターとしてノミネートする必要はありませんが(もちろんノミネートを歓迎します)、MSのプラットフォームを活用していただくことが前提となります。単にウィンドウズやMSオフィスを使用するといったことではなく、コンピューティングプラットフォームとしてのMicrosoft Azureの活用やMSRで提供しているリサーチツールなどの利用が期待されています。現在Redmondのチームで公募を行っているCatapultや、日本はまだ未発売ではありますがSurface HubMicrosoft Bandなどを活用した提案も期待したいところです。

そして研究期間中のインターンのMSR Asiaへの派遣を推奨しています。昨年度CORE10では、東京大学の川原先生、NAISTのNeubig先生のプロジェクトでは、プロジェクトの期間中にインターンが派遣されており、コラボレーションを非常に効果的に進めることができました。CORE12の研究期間は2016年4月~2017年3月になりますが、その期間を含めたインターンの派遣を提案時にご考慮いただきたいと思います。インターンについては別途予算がありますので、ご提案の予算に含めていただく必要はありません。

以上、COREではハイリスクな研究提案を募集しています。過去採択になったプロジェクトとそのサマリーレポートはこちらで確認することができます。今年の締め切りは9月24日(木)です。たくさんのご応募をお待ちしております。

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