MSR Intern Beijing(経験者)のご紹介(第52回)

Microsoft Researchインターン経験者のご紹介。第52回は、北京のラボに滞在していた、東京工業大学の木村大毅さんです。木村さんは現在東京工業大学の大学院総合理工学研究科の博士課程に在籍され、長谷川修先生の研究室でAIに関する研究を行っている方です。

 

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・所属、学年、研究室

東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 博士3年 長谷川修研究室

 

・博士論文のテーマ

ロボットのための人工知能

修士では、主に画像を用いた高速な物体認識を研究していました。

博士では、ロボットが持っている画像以外のセンサ情報も対象にして物体認識や環境認識の研究をしています。また、ロボットの動作に対する学習方法などについても研究しています。

 

・インターンに来たきっかけ、目的

画像の国際会議に出席していた時に、メンターである松下さんと出会い、その会議で多くの論文が採録されているMSRではどのように研究を実施しているのかが気になり、会議が終わった後にCVと共に連絡してみました。その後、快く承諾して頂き、インターンに参加することになりました。

また、就活の前に企業の研究所では、どのように働くのかなどを体験してみたかったという目的もありました。

 

・MSRと大学の研究室と異なるところ

私の研究室ではコアタイムなどがなく出席に関して自由であったが、MSRでは会社ということもあり朝から研究しています。

また、基本的に徹夜などは容認されていなく、その辺に対しては(健全な)会社らしさというものを感じています。

研究に関しては、大学に比べて、スピードが非常に早いと感じています。期間が決まっていることも関係しているとは思いますが、周辺研究の調査や実験などをスムーズに実施しております。

また自分のディスカッションに、途中から、同じ研究グループのDavidさんも参加して頂いております。他の研究者と容易に議論ができる環境は、とても有意義だと感じています。

 

・MSRに来てよかったこと、刺激をうけたこと

多くの論文を出している研究所の雰囲気を肌で感じることが出来るのは、とても刺激的です。

例えば、ある国際会議の提出間際の時、執筆原稿を読みながら廊下を歩いているインターン生や、全体的に少しピリピリとした空気などは印象的でした。

そして、様々な国の学生や研究者と出会い、色々と話をしていく内に、自らの研究の周辺分野に関する知識不足などを痛感しております。

自分の弱さというものを確認できたことも、とても良かったです。

 

・MSRのここはちょっといただけないというところ

基本的にMicrosoft製品しか使えないという環境は、少し不便を感じるときもあります。

先日、Linux上で開発が広く行われているツールがあったのですが、最終的には、そのツール以外のWindows上で実行可能な他のツールを活用しました。

また、セキュリティのために、持ち運び可能なノートパソコンを使えないことが挙げられます。

時に、場所を変えて研究したいと思うときがあるが、ノートパソコンが無いため自分のデスクから動けなく、その点は少し残念です。

 

・北京での生活について

基本的には満足しています。

例えば、レストランは、中華料理を始めとして、日本料理やイタリア料理など多種多様に存在しています。そのほとんどが美味しく(日本料理はあまり美味しいと感じたことがありませんが)、食に対しても充実しています。

ただ、PM2.5による空気汚染は非常に深刻です。毎日、その指数を確認しながら、工場で用いるような防塵マスクを付けて通勤するのは、健康に対して不安を感じています。

また、人集りの観光地でスリに遭遇していないなど、治安は思った以上に良かったという印象を受けています。

ただ一度、深夜のバスに乗っていた時、後ろに座っていた女性が(護衛のためか)裸のナイフを取り出し、手に持ったまま座っていた時は、身の危険を感じました。

 

・インターンに行こうか迷っている人に対して一言

強くお勧めいたします。

新しい環境で研究や生活を行ってみると、自分の強さや弱さ、日本の良さや悪さが見えてくると思います。

また最後に、これからインターンに行く方は、複数のVPN環境とSIMフリーの携帯端末の持参をお勧めいたします。

向こうでは、多くのインターネットサービス(GmailやFacebook、LINEなど)が使えない現状があり、アパートではVPNなしで使用出来ません。更に、自分は2種類のVPNを用意したのですが、片方が使えませんでした。

中国のSIMカードは非常に安いです(月々100円程度のプランもあります)。外で通信可能な携帯があることにより、他の人との連絡や、観光時の帰宅方法等の検索、レストランのお勧め料理の確認などができるようになります(その場合、中国製のWeChatやBaidu

Map、Dianpingなどのアプリが必要です)。

 

木村さん、ありがとうございました。

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