MSR Intern Beijing(滞在中)のご紹介(第47回)

Microsoft Research経験者のご紹介。第47回は、現在、北京のラボに滞在している、NAISTの欅惇志さんです。欅さんは現在奈良先端科学技術大学院大学の情報科学研究科の博士課程に在籍され、インタラクティブメディア設計学講座でXML情報検索に関する研究を行っている方です。

 

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・所属、学年、研究室
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程 3 年生
インタラクティブメディア設計学研究室

 

・博士論文のテーマ
博士論文のテーマ: データの更新を考慮した高精度かつ高速な XML 情報検索
XML 情報検索とは,Wikipedia や html 文書などの構造化文書からユーザの欲しい情報が記述された箇所のみを取り出して提示する情報検索技術です.文書検索との違いとして,テキスト情報のみではなく文書構造も利用することで,イメージとしては文書検索 + 文書要約という感じでしょうか.

また,検索システムを用いて高精度検索や高速検索を達成するためにはあれこれ事前処理しておく必要があるのですが,現実の Web 上のデータは常に膨大な量のデータが更新 (追加,削除,書き換え) されています.そこで,最近取り組んでいるテーマは,データの更新が発生した場合にも,なるべく検索システムのパフォーマンス (検索精度・検索速度) を落とさずにデータの更新に速やかに対応しようということです.

 

・インターンに来たきっかけ、目的
インターンに来たきっかけは,知人が MSRA にインターンに行って彼女ができたのと知ったことです.それを聞いた当初は「研究をするために海外に行って彼女を作るだなんてけしからん」と思っていたのですが,独り身の寂しさが極限まで達した私は「そうだ,MSRA にいけば彼女ができるのではないか...」という気持ちが次第に強くなっていきました.

従ってインターンの目的は,ずばり,彼女を作ることです.写真はその途中経過ですね.現在 6 連敗中ではあるのですが,最近ようやくコツを掴んできた気がします.
この調子だとチェックアウトまでに二桁の大台に乗るのも夢ではないかもしれません.

さて,やりすぎると今後のこの業界にいられなくなりそうなので,冗談はこのくらいにして...
一つ目の目的は,海外かつ企業の研究所で研究をすることです.私は現在 D3 で次の3月で修了予定 (無事に修了できるように切に祈っています) なのですが,私はこれまで海外留学も研究インターンもしたことがなかったので,修了する前に経験してみたい,その点 MSRA ならどっちも経験できる!ということでかなり魅力的でした.

二つ目の目的は,これまでの研究と少し異なる分野の研究に取り組むことです.
私のメンターはこのブログでも度々登場されている荒瀬さんなのですが,荒瀬さんの専門は自然言語処理なのに対して,私の専門はデータベースや情報検索です.
自然言語処理の技術や知見はデータベースや情報検索の分野と強く関わっているので,この機会に最先端の研究に触れてみたいと思い,荒瀬さんにアプライさせて頂きました.

 

・MSRと大学の研究室と異なるところ
グループ (メンター) による特色もあるのかなと感じるのですが,私自身はあまり大きな違いを感じません.強いて言うと,研究室にもよりますが,インターン生は研究に専念できることは大学とは異なるところでしょうか.私の場合,現在,小さなグループでのミーティングをベースとして研究を進めているので,大学の研究室での研究の進め方と近いと思います.現在取り組んでいるテーマ自体も,プロダクトというよりは研究寄りの内容です.ただ,他のインターン生の話を聞いている限りだと,メンターとインターンの一対一で研究に取り組んでいることも多いようです.研究環境でいうと,自然言語処理の研究で用いるデータセットのリソースはとても潤沢にあるなぁという印象です.

 

・MSRに来てよかったこと、刺激をうけたこと
環境も研究テーマも変わったこともあり,全てのことが新鮮です.研究に関しては当然ながら知らないことばかりで苦労はしているのですが,メンターの荒瀬さんから丁寧に順序立てて学ばせて頂いていることを感じていて,とても感謝しています.

それと,やはりいろんな人との出会いが大きいです.国籍やグループを跨いでいろんな人と交流ができるのは本当に素敵だと思います.外国人の優秀な学生たちと知り合えたのは MSRA ならではだと思いますし,また,分野の異なる日本人の友達ができたのも大きな財産です.

 

・MSRのここはちょっといただけないというところ
ブログに書ける範囲のちょっといただけないところは大抵みんなが書いているのであまりないのですが,私の場合メンターやグループメンバーと離れた場所に席を割り当てられていることでしょうか.ただ,インターンの学生がたくさんいて物理的に利用可能な席が存在しないのが理由なので,これは仕方ないですね.

 

・北京での生活について
比べてみると日本の方が快適なことの方が多いですが,我慢できないほどのことは今のところありません.食事に関しては,たまに油っこすぎることを除けば中華料理はとても美味しいです.こちらに長く住んでいる方から教えてもらった日本食屋や洋食屋もとても美味しいので,探せば日本人の口に合うものもたくさんあると思います.問題の北京の空気なんですが,実際のとこ うわなにをするやめr というのは冗談ですが,余程敏感な人でない限りマスクをしていれば許容範囲なのではないでしょうか.

 

・インターンに行こうか迷っている人に対して一言
興味があるなら是非アプライしてみることをオススメします!

その際,迷っている暇があれば今すぐアプライしようぜ!みたいな発言が求められているような気もしますが,(大げさな言い方ですが) 個人的にはしっかりとキャリアパスを考えてからアプライした方がよいかなと思います.
(ただし,くれぐれもあまり遅い時期にインターンして修了できませんでしたとはなりませぬよう...)

ちなみに,私は修士課程と博士課程で研究室を変えていることもあって,現在所属する研究室でしか学べないことをきちんと学びたい,ある程度学べたと感じた時点でインターンにアプライしよう,と思っていたらこの時期になっていたという次第です.プランと現実的な能力の兼ね合いも考えないといけないですね.いずれにしても,MSRA でのインターンに興味を持ったら,まずは研究者の方とコンタクトを取って率直な気持ちを相談させて頂いて意見を伺うのがよいとは思います.

あと,MSRA に来たからって簡単に彼女ができるわけではありません.いいですか,MSRA に来たからって簡単に彼女ができるわけではありませんよ.

 

・その他なんでも
ただただ,三ヶ月は短いなぁ,と.

また,中国での異文化交流を経て学んだことを所属研究室のブログの記事で綴っています.少し真面目なことを書いていますので,もし興味があればご覧ください (MSRA 自体とはあまり関係がないです).

欅さん、ありがとうございました。

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