MSR Intern Redmond(経験者)のご紹介(第45回)

Microsoft Research経験者のご紹介。第45回は、今年のサマーインターンでレドモンドのラボに滞在していた、東京大学の樋口啓太さんです。樋口さんは現在東京大学の大学院学際情報学府の博士課程に在籍され、暦本先生の研究室でAugmented Humanの研究を行っている方です。

msr

・所属、学年、研究室

東京大学 大学院学際情報学府 博士課程2年 情報学環 暦本研究室

 

・博士論文のテーマ

Immersive Telepresenceによる身体性拡張に関する研究(仮)

 

・インターンに来たきっかけ、目的

私は博士課程在学中に一度大学とは違う環境や視点で研究をしてみたいと思い,Microsoft Research World Internship Programに応募しました.受け入れ先は,コンピュータビジョンや信号処理,テレプレゼンスを中心に研究をしているMICグループ(Multimedia, Interaction, Communication Group)でした.私は昨年Siggraph Asia2012にてヘリコプターを使ったテレプレゼンスに関するデモ展示をしていたのですが,そのときにMICグループのマネージャであるZhengyou Zhangが参加して私のデモを見たことで,声をかけられたという理由もあるようです.

インターンに参加した目的は,MSRで研究をして論文を書くという体験をすることでした.最初の面談のときにも「○○に論文を投稿するためにインターンしたい」ということを明確に伝えるようにしました.そのおかげか,最初から論文としてのアウトプットを決めて研究を進めていくことができました.

 

・MSRと大学の研究室と異なるところ

MSRと大学の違いで,最も恩恵を受けたと感じたのは,研究以外の仕事に時間を取られるかという部分です.大学では研究以外の仕事が思いの外多く,そちらに時間を割いてしまうのですが,MSRのインターン中は研究だけに没頭することができました(インターンという身分だからという理由が大きいのだとは思いますが).博士課程の学生として研究室の運営に関わることも大事な経験だとは思いますが,MSRで3ヶ月間思い切り研究に打ち込む経験ができたのは良かったです.

 

・MSRに来てよかったこと、刺激をうけたこと

来てよかったことで最初にあげたいことは,3ヶ月間という期間で研究をして論文を書くという経験ができたことです.また,私は英語にはあまり自信がなかったので,参加する前は不安がありました.しかし,メンターの一人であるYinpeng Chenに「英語が苦手なのは大きな問題ではないから,お互いが完全にクリアになるまで時間をかけて議論をしよう」と言ってもらい,それを実践できたことが素晴らしい経験になりました.実際にはかなりの頻度で2,3時間の議論をしていたのでハードでしたが,疑問を残さないということを意識して徹底的に話し合うと,英語が苦手なことは研究をするうえで問題ではないと感じるようになりました.お互いにクリアになるまで話し合う、というのは言語は関係なく議論を進める上で重要なのだと思います.

 

・MSRのここはちょっといただけないというところ

最初は契約上,仕事を持ち帰れないことに不満を感じました.しかし,そのおかげで正しい生活サイクルで研究を進められました.

 

・Redmondでの生活について

シアトルやレドモンドの夏は素晴らしい季節だと感じました.特に7月はほとんど毎日晴れで,日差しは強いですが,湿度が高くないため日陰に入れば涼しいといった気候です.

 

・インターンに行こうか迷っている人に対して一言

英語が苦手で応募するか迷っている方がいたら,ぜひ応募した方がよいと思います.また,自分がインターンでなにをしたいのかをしっかりと伝えることも大事だと思います.

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