MSR Intern Beijing(滞在中)のご紹介(第23回)

Microsoft Researchインターンのご紹介。第23回は、北京のラボに滞在中、大阪大学の高谷剛志さんです。高谷さんは博士前期課程の1年生ですが、MSRのインターンにチャレンジしています。臆せずトライすれば、案外道は開けるいい例だと思います。是非後期課程にも進んで、もう一度来ていただきたいですね。

takatani

・所属、学年、研究室

大阪大学大学院 情報科学研究科コンピュータサイエンス専攻 博士前期課程1年

大阪大学 産業科学研究所 複合知能メディア研究分野 八木研究室

 

・修士論文のテーマ

現在のところ,特にテーマは決まっていません.しかし,個人的には,偏光や近赤外光を用いたComputational Photography技術に興味があります.また,最近では,近赤外領域のみでなく,様々な波長領域における光の反射,散乱,さらに屈折などの光学現象に興味があります.

したがって,物理光学分野とComputer Vision分野の両方の知識から新しい技術を生み出したいと思っています.

 

・インターンに来たきっかけ、目的

以前より,海外インターンシップに興味があり,博士前期過程の間に行きたいと思っていました.その旨を指導教員である八木康史教授に伝えると,“それなら,MSRAに行くべきだ”と助言されました.卒業研究を進めるあたって,以前より,現在のメンタである松下康之さんと交流がありましたので,MSRAが非常にハイレベルな研究機関であることは認知していました.しかし,基本的にインターンは博士後期課程の学生と思っており,私のような業績のない者がインターンになれるとは思っていませんでした.しかし,無理を承知で,松下さんに直接,“インターンに興味があり,是非,参加してみたい”と伝えると,快く引き受けて下さいました.

目的は多々ありますが,第一は,海外の研究機関がどのような雰囲気なのか知りたかったためです.また,同年代の学生が国際会議に参加していることを知り,そのような学生がどのような人物なのか,どのように研究を進めているのか知りたいと思いました.第二は,自分の英語力を向上させたかったためです.第三は,英語力の向上を通じて,同じ分野の学生や研究者らとの人脈を得たいと思ったためです.

 

・インターンでの研究テーマ、目標としている会議など

MSRAに滞在でき,松下さんの近くにいれるということもあり,松下さんの得意分野の中でテーマを選びたいと思っていました.その旨を伝えると,2つほどしてみたいプロジェクトがあるとのことでした.そのうち,1つが私の興味と一致したため,そちらを現在のテーマとしています.

現在,目標としている会議は,CVPR(Computer Vision and Pattern Recognition)2012です.Computer Visionの国際会議の中でも,最大級の会議の1つです.日本にいたころは,雲の上の存在でしたが,こちらに来て,色々と話を聞いて,少し見方が変わりました.

 

・MSRと大学の研究室と異なるところ

思っていたよりも,大学の研究室に近いと思いました.私の研究室では,教員も学生も1つの大きな部屋で作業をしています.したがって,先生がいるかどうかすぐに把握でき,少し疑問があればすぐに聞くことができます.MSRAでの環境も,メンタの方とかなり近くにいることができ,毎日のようにミーティングを行っていただけます.MSRAの環境で素晴らしい点は,異なる分野の人がすぐ近くにいることです.これにより,良い相互作用が生まれているのだと思いました.Microsoftの製品で統一されてることも良い点です.ファイル形式の違いなどを気にする必要がなく,円滑にデータを共有できます.また,コミュニケータを利用することで,Microsoftに関係する全ての人の状態を把握できます.さらに,コミュニケータ,メール,スケジュール管理が連動しており,非常に便利です.また,定期的に行われるインターンのためのイベント,オフィス内でのテーブルサッカーやビリヤード,卓球は良いリフレッシュになりますし,他のインターンとの交流にも使えます.

 

・MSRに来てよかったこと、刺激をうけたこと

これまでは,週に1度,報告のような形でしたが,こちらに来ることでメンタである松下さんとより密にミーティングができるようになりました.現在のプロジェクトの話のみならず,学生時代の話や研究についての話など,参考になるお話を聞くことができました.現在のプロジェクトを通して,他の研究者の方ともお話することができました.また,MSRAでは,毎週3~4つ程度の講演会があります.様々な分野の話があり,第一線で研究されている方々の話を直接聴くことができ,良い刺激になります.最大の刺激は,周りにいるインターンたちです.博士後期過程の人もいれば,学部3年生の人もいます.そのようなインターンたちがトップカンファレンスに通していることを聞くと,自分も負けていられないという気分になります.もちろん海外の方々の話を聞くことも刺激ですが,博士前期課程である私にとっては,同じ日本から来た博士後期課程の方々の意見も同じくらい重要です.今後の展望について,新たな考えを得れたと思います.

 

・MSRのここはちょっといただけないというところ

良い点でも上げましたが,全てがMicrosoftの製品で統一されてる点です.普段,使い慣れているフリーソフトウェアをインストールできないので,新しいソフトウェアに慣れる必要があります.

 

・北京での生活について

思っていたよりもすぐに慣れることができました.また,テレビやインターネットなどでよく中国の話題がありますが,今のところ,日本にいるように過ごせています.食事なども非常に安く,おいしいため,日本にいるときよりも健康的な生活を送っています.また,私はお腹が強い方ではありませんが,こちらに来て,一度もお腹を壊していません.

北京市内の交通網はかなり良く,バス,地下鉄,タクシーが充実しています.どれも安いので,日本に帰った後,金銭感覚が心配です.欠点は,バスと地下鉄に時刻表がない点と運転が荒い点です.

外気については少し心配です.数百メートル先のビルが霞んで見えない日もあります.そのような日はできるだけ外に出ないようにしています.一方で,雨上がりは非常に空気が澄んでいて,遠くの山も見ることができます.

アパートのネット回線はあまり速くないですが,モールやカフェなどではフリーのWi-Fiが飛んでいることが多く,便利だと思います.(私はスマートフォンユーザではないので,その恩恵を受けていませんが.)

最も感動したことは,中国の方々は非常に親切だということです.見た目の印象としては,かなり気が強そうですが,話してみると意外と優しいです.また,かなりフレンドリーです.中国の方と出かけているとき,日本について質問され,答えていると,電車内で全然知らない方々が会話に入ってきました.少し圧倒されましたが,大阪っぽくて個人的には結構楽しかったです.

 

・インターンに行こうか迷っている人に対して一言

MSRでのインターンは必ずプラスに働くと思います.時間的猶予があるなら,是非,アプライしてみるべきだと思います.

 

・その他なんでも

最近,ON/OFFの切り替え,つまり,働くときと遊ぶときのメリハリが大事だなと思うようになりました.終電が早いので,12時頃まで作業して,そのままオフィスに泊まることがよくありますが,その分,週末に違うこと,例えば,観光などを全くせずにオフィスのみの生活をしていると,時間が驚くほど速く過ぎるように感じます.他のインターンたちやリサーチャの方々を見ると,しっかりとメリハリを付けているように思いました.

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