MSR Intern Beijing(滞在中)のご紹介(第10回)

Microsoft Researchインターンのご紹介。ネタ切れはしていません。第10回は、北京のラボに滞在中、東京工業大学の森田一さん(奥村研究室)です。実は東工大からは久しぶりのインターンです。森田さんに続く方がもっと出てきて欲しいと思います。

(森田さん、写真右)

M_Hajime

・所属、学年、研究室

東京工業大学 知能システム化学専攻 奥村研究室 博士課程2年

・博士論文のテーマ

主に自動要約という与えられた文章に対する要約を生成する手法を考えています。同じ要約でも例えば、書かれているイベントの話が読みたいが他の情報は要らないといった場合や、読みにくくても良いからより情報が豊富な要約が欲しい、といった場合など色々なニーズがあると思います。こういう時に、何が要約で重要で、何が重要でないのか、ということを要約の手本を与えて学習させて、手本になるべく近い視点に立った要約を作れたらいいな、と思って研究をしていました。

・インターンに来たきっかけ、目的

所属している研究室の先生方に薦められ、現在メンターをして頂いている酒井哲也さんを紹介してもらったのが直接のきっかけです。ここへ来ようと決心した理由には二つあります。MSRのインターンは3ヶ月でまとまった仕事をし、さらに論文を書いて世の中へ出す、という話をインターンを経験した方々から伺っていました。ですので、MSRで行われている研究のやり方やそのスピードが実際にどれほど大学のそれとは異なっているのかを自分の目で確かめたいと思い、さらには自分がどこまでそのやり方に付いていけるのかも試したいと思いました。これが一つ目の理由です。

もうひとつは、私は大学の研究室が居心地よくてちょっとばかり大好きすぎたので、引きこもっていないで外へ出なければ、とも思っていました。今までとは違う視点を獲得するという意味でも、研究室の外で、大学の外で、日本の外、であるここは最適な場所だと思います。

・MSRと大学の研究室と異なるところ

おそらくかなりの人が最初に感じる違いだと思うのですが、すべてのPCにもサーバーにもWindowsが入っている所は非常に新鮮に感じました。それから新鮮に感じたといえば、研究者は基本的に朝が遅いものだと思っていた自分には、時間に何の制約も無い中でも、皆が朝早く来て、夜10時も過ぎるころにはそろそろ帰り始める、という毎日規則正しい生活をしている所は、大学と一番違うところなのではないかと思います。休みの日に来てもかなりの人が居て、しかも休みの日だからといってのんびりした空気が漂っていたりしないで集中して研究しているので、気を引き締められます。

研究面でいうと、周りを見ていても研究のスピードはやはり相当速いなと感じます。それに、常に誰かがディスカッションをしているといっていいほど、皆ディスカッションしているという所も大学ではあまり見ない光景です。それもあってか、特にメンタル面で大学と大きな違いを感じます。実際、大学では実験結果が良くなかった時には落ちこみもするし、モチベーションも下がってとりあえず雑用でも片付けるか、となりがちです。しかし、ここではそもそも雑用もありませんし、じゃあ何が悪かったの?、解決するアイデアは?と常にポジティブに前へ進んでいくので、一人で落ち込む暇も無いです。

・MSRに来てよかったこと、刺激をうけたこと

MSRではコーヒーとモチベーションがタダです。

・MSRのここはちょっといただけないというところ

とても日当たりの良い席に座っていることもあって、日中は暖房が強すぎてちょっと暑いなと思うところと、最初に支給されたキーボードがお古で汚かった所です。結局、キーボードは洗っていたら壊してしまったのですが、サポートの人に言ったらすぐ交換してもらえたので、今はとても快適です。

・北京での生活について

ご飯は基本的に脂っこいというより油ベースだったり、ラー油で真っ赤だったりするので、オイリーな物や辛いものが苦手なひとは、そうでない食べ物をがんばって選ぶ必要があります。僕のように辛いものもオイリーな物も大好きな人は、見た目に比べれば意外にもさっぱりとして美味しく、しかもびっくりするほど安いので体重に気をつける必要があります。特に、色々な料理に入っている花胡椒は舌がしびれるほど強烈ですが慣れるととても美味しくて、花胡椒のたっぷり入った麻婆豆腐と水煮牛肉が僕のお勧めです。いまだに中国語は基本の文法すらよく分かっていませんが、買い物や食事では店員さんが皆親切にしてくれるので何とかなっています。

休日は、研究をしている時と、インターン同士で集まって観光に行ったり、運動もかねて北京市内を散歩していたりする時とが半々くらいです。日本より冬は気温は低くて乾燥していますし、お世辞にも良い空気とはいえませんが、治安もよくて皆フレンドリーなので生活面で心配する必要は無いです。

・インターンに行こうか迷っている人に対して一言

コミュニケーションとか、研究についてとか、とっても不安だと思います。それと同時に、その感じている不安の分だけ、得られる物があると感じているんじゃないかと思います。だから、こういうことは迷ったら怖いと思うほうに行くのが正解だと、どこかで見かけて決心を固めた言葉を送ります。

・その他なんでも

干杯!

 

森田さん、ありがとうございました。

  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中