MSR Asia Intern(滞在中)のご紹介(第2回その1)

Microsoft Research Asiaに滞在中のインターンの方のご紹介の第2回です。今回は慶應義塾大学のラスト・サムライもしくは張飛翼徳こと、小山田さんです。

今回は2回にわけてお送りします。

 

(メンターと私)

 

・ご所属とインターンに来ているグループを教えてください。

慶應義塾大学大学院理工学研究科、博士課程3(現在)、博士課程2(インターン開始時)、斎藤英雄研究室です。Visual Computing Group松下さんとともに研究をしています。

 

・博士論文のテーマのテーマを教えてください。

テーマは「事前・事後処理による画像復元・改善 (Visual Image Enhancement as Pre/Post Processing)」です。カメラで撮影した写真のブレ補正であったり、プロジェクタで表示する画像の映像の改善であったり、画像復元や画像改善といった研究を行っています。以下のURLに研究に関して簡単にまとめているので、参照していただければと思います。

http://www.hvrl.ics.keio.ac.jp/~charmie/index.html

 

・インターンに来たきっかけ、目的を教えてください。

去年MSRAを訪問する機会があり、その時に現在メンターになっていただいている松下さんと話をさせてもらったのがきっかけだったと思います。その後に指導教官である斎藤先生からMSRAでのインターンを勧められ、応募しました。インタビューの後、こちらにくることになり14日から、北京に来ています。

インターンに応募した一番の理由は、トップリサーチャーになるために必要なものが何なのかを知りたいと思ったからです。

研究をしている以上、トップカンファレンスに通したい、意味がある研究をしたいと思う事は自然だと思いますが、自分でサーベイを繰り返す内に、トップカンファレンスでコンスタントに論文を出している研究者の中には、MSRAでのインターンを経験している人が相当数いる事に気付きました。MSRAはトップリサーチャーの養成所のような所で、もし仮にMSRAで研究できる機会があれば、自分もトップリサーチャーになるために必要な何かを知れるかもしれないとは、漠然とですが考えていました。松下さんと話をさせてもらった時に“この人の知識や考え方を吸収できれば、自分でもちゃんとしたリサーチャーになれるかもしれない”と思ったからこそ松下さんの下でインターンに応募したので、“松下さんとこの研究をしたい”というより、“松下さんの下でのインターンを通して何かを学びたい”というのが最大の目的です。

 

MSRでの研究環境について

 1)研究に対するモチベーション

MSRAに来たいと思った一番の理由でもあるのですが、“様々な観点で意味がある研究を行う”というモチベーションがモノスゴイ高いレベルで設定されているというのを強く感じます。松下さんと初めて話をさせてもらった時に、研究に対する考え方や取り組み方を聞いて感動しました。 “自分が面白ければそれで良い”という考え方に慣れていた僕にとっては衝撃的でした。

また、他のインターンの学生も朝から夜までハードに働いていますし、MSRA内では何時でもどこでもディスカッションが出来る環境が用意されている点も素晴らしいと思います。

 

 2)ディスカッションの頻度

MSRAに来てから、かなりの頻度で研究についてディスカッションをしています。松下さんからは“いつでもディスカッションに来ていいよ”と言われていますし、オフィスにいない時でもメールやMessenger等で可能な限りディスカッションに応じてもらっています。具体的な数字は進捗状況等によって変わりますが、最近は1日に23度とディスカッションをしてもらっています。

 

 3)専門家の数

ある分野における専門家の数が違います。僕がお世話になっているVisual ComputingグループはComputer Visionの分野でPh.D.を取得した人が10人以上おり、大学の研究室と比較すると圧倒的に多いのではと思います。また、直接指導をしてもらっている松下さん以外のリサーチャーも、研究の様子を聞いてくれたりディスカッションに応じてくれたりするので、専門家が一ヶ所に集まっているという環境はとても素敵な環境だと思います。

 

 4)研究所内でのコラボ

MSRA内の他のグループや他のMSRの研究所とのコラボも盛んに行われているようです。グルーピングや研究所という風に分かれているものの、本質的な垣根はないという感じでしょうか。実際、他のグループの研究者がディスカッションに参加してくれた事もあります。こうやって内部でのコラボを垣根なく出来るという環境は良いなぁと思います。

 

 5)リサーチャーのトーク

MSRAでは、内・外部のリサーチャーによるトークが頻繁に行われます。最近の研究に関するトークであったり、研究の進め方や論文の書き方などであったり、色々なトピックについて様々な人の話が聞けるので、とてもためになります。

 

以下、次回に続く。 

 

 

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